僕が今、思うこと。。。。

久々のブログ更新です。

悪夢のような東日本大震災を機にたくさんの方々の人生が変わってしまいました。

ichiRyuにとっても例外ではなく3月11日以降は安全を考え一週間はお休みを頂きましたがその間も、それ以降もご予約のキャンセルが相次ぎ正直、電話に出ることが怖くもありました。

もちろん実際に被災された方々とは比べものにならない位の小さな問題かも知れません。

でも生きていくと言う意味では東京でも命がけの戦いが始まりました。

3月の売上は前年の30%程度に落ち込み、妻との会話の中では「閉店」と言う言葉も頭をよぎりました。

でもそんな中「ichiRyu」の4周年も訪れようとしていたんです。

実は、震災前、既に4周年のお知らせ葉書も1500通分完成してあとは郵送するだけの段階でしたが、その矢先に震災。。。

取りあえず、全てをキャンセルし郵便局で交換して貰い新たに作成しなおしました。

時間も限られていましたので取りあえずはEメールをお出し出来ない方々を優先に作成し発送させて頂きました。

メールや葉書を受け取って頂いたお客様からご連絡を頂き始めました。

安否を気遣って頂くお電話や、震災直後にキャンセルをしたお客様からの再度のご予約のお電話など本当にありがたいものばかりでした。「閉店」と言う言葉を考えてしまった自分を情けなく思った瞬間でもありました。

ご来店下さるお客様の中には「はい、4歳のお誕生日おめでとう!」とプレゼントまで下さる方々もたくさんいらっしゃいました。

お帰りの際には「頑張ってね!」の励ましのお言葉もたくさん、たくさん頂戴しました。

心に沁みました。僕たちは、ichiRyuは、全てのお客様に守って頂いていると。

この4年間、ただひたすらに僕も妻も一所懸命に努力もしてまいりました。

謙虚に、謙虚に料理もサービスも心がけて来たつもりでしたが、それ以上にお客様が僕らを守っていて下さったという事実を思い知らされました。感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

そして、今僕らに何が出来るのでしょうか?

これは震災とは関係無いのですが、以前勤めていたお店時代からのお付き合いでichiRyuにも何度もご来店下さいましたご夫妻の奥様が今年の2月21日にご病気の為、他界されました。僕と年齢は同じくらいのまだまだ早過ぎる最期でした。

その一週間前にご主人から連絡頂き「妻が金子さんのスープとデザートが食べたいと言ってます。何とかテイクアウト出来ませんか?」ともちろん出来る限りのスープとデザートをご用意させて頂きました。

それを口にした奥様は「美味しい。。」と言って下さったそうです。

僕は料理人です。病気を治すことはもちろん出来ません。でも、ほんの一瞬だけでも幸せを感じてもらうお手伝いは出来るのかなと・・・。

料理人にしか出来ないこと、ichiRyuにしか出来ないこと、今も考えています。

せめてichiRyuにご来店下さった方々に一瞬の幸せと笑顔をプレゼントできますように・・・・・。

今まで通り、謙虚にひたむきに妻と二人で頑張ってまいりますので宜しくお願い致します。

そして震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ichiRyu 金子隆一


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